珍しい名字ダイジェスト版 珍しい名字ダイジェスト版
そもそもこのような名字を集め始めたきっかけは、営業活動で他社を廻っていると、時折難読の名字の方に出会うところから、それをメモし始めたのがきっかけです。

日本の名字は20万種とも30万種とも言われています。
それを多い方の名字から累積していくと、大体2000位までの名字の人の合計で日本の人口の8割くらいを占めていると推測されるようです。
そこで当初は、名字ランキングで2000位より下であれば「珍しい」と判断して掲載するようにしていました。

ところがだんだん集まってくるうちに「少数派=珍しい名字」ではあるけれど、珍しいからと言ってもあまり難読ではない名字がたくさんあることがわかってきました。
例えば「生田目(なまため)」さんには難しい漢字はありませんが、初対面では読みにくいと思います。「疋田(ひきた)」さん「鏑木(かぶらぎ)」さんはどうでしょう?いずれも東京・神奈川では2000位以内の名字です。
しかし「芝谷(しばたに)」さん「国山(くにやま)」さん「岡町(おかまち)」さんは、まず初対面でも間違わずに読めると思いますが、東京・神奈川では1件しかいらっしゃら無いのです。

つまり、少数の名字は「珍しい名字」と言って間違いはないけれど、それだけを基準にどんどん掲載していくと、一覧を見たときに膨大な「すぐ読める名字」のなかに難しい、珍しい名字が散見される…というような状態になって、名字見聞録の狙いがはっきりしなくなってしまう事を危惧しました。

そこでこのページを開設した初心に立ち返り、これからは掲載名字を見直してなるべく「難読、珍姓」というテーマに絞って掲載するようにしたいと思います。その判断は我々の“独断”ということになってしまいますが、多くの人が日常の話題として楽しめるようなページになるように努力いたしますので、何とぞご理解下さい。

さて、その珍しい名字というのはどのようなものか?と言いますと…

1.難しい、読みにくい字が使われる。
今給黎(いまきいれ),暉峻(てるおか),甕(もたい)
2.よく使われる文字で構成されるが読みが珍しい、難しい。
峠(はかた),薬袋(みない),目(さっか,さがん)
与会(わたらい),真郷名(まじきな),境(かがみ)
このタイプでわかりやすいのは長谷川、東海林、三宅、服部、
等が該当しますね。いずれも全国的にいらっしゃるのであまり
珍しい名字とは言えないようです。また、このタイプの中には,
今野(いまの),神山(こうやま),新谷(しんがい)
のようによく読まれる読み方ではなく,ちょっと珍しい読み方
をされる名字もあります。
3.通常の読みではわからない…想像を絶する(^^;
一(にのまえ)1は2の前だから。
二(したなが)漢数字で下の横棒が長いから。
九(いちじく)1文字で九だから。
十(よこだて)漢数字で横棒と縦棒だから。
十(もぎき)“木”から枝をもいだ(取った)字だから。
      正しくは十ではなく縦棒の下をはねる字だそうです。
月見里(やまなし)山が無いので月がよく見える。
小鳥遊(たかなし)鷹が現れなければ小鳥が自由に遊べる。
四月一日(わたぬき)4月1日頃綿入れ(綿を入れた冬用の
     衣)の綿を抜き、袷(あわせ)に作り変えるから。
     四月朔日と書く名字もある。
八月朔日(ほづみ)8月を過ぎると稲を刈り始めるから。
春夏秋冬(ひととせ)四季で1年を表す。
4.読める文字,普通の読み
山(やま),鶴(つる),原目(はらめ),六角(ろっかく)
凪(なぎ),古(ふる),一円(いちえん),後(うしろ)
よく使う文字,簡単に読める読み方でありながら,名字として
はめずらしい(と思われる)もの。
上記の例は珍しいだろうと推測できますが、問題は読みも難し
くなくそれほど珍しくはなさそうな(その基準がまた決めにく
いのですが…)名字だけど,実は全国でも数件しかいらっしゃら
ないという名字がよくあるようです。
この場合は、名字としては読みにくいもの、聞いただけでは、
わかりにくいもの、単語としては一般的だけど名字としては
めずらしい…といった名字に絞って掲載するようにしました。
5.その他
分類上重複が発生しますが,上記とは異なった観点でグルー
プ分けする事もできるようです。
●一文字の名字
 一文字の名字では“原”“森”“岸”“藤”など多数派と考
 えられる名字もありますが、珍しい名字の方がはるかに多い
 ようです。漢字1文字姓は独立した一覧にしました。
●四文字,あるいはそれ以上の名字
 四文字以上の名字、と言った時点で読みや漢字にかかわらず
 珍しい名字ということになるでしょう。
●名前(FirstName)のような名字
 名前のようだから珍しい…という条件になるわけでありませ
 んが,これも少数派の名字にいくつか見られます。
●仮名の含まれる名字
 白まや、トド島、のように名字の一部がカナになるものと、
 四ツ井、泊り、のようにふりがなになるタイプがあります。
 地名では「駒ヶ嶺」「茅ヶ崎」などのように見慣れています
 が、名字では少数派だろうと思われます。

当ページの一覧では名字を上記のように分類はして
おりませんが,50音順にご紹介しています。


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