先日お客様からこんなお電話を頂きました。
お客様は、ユニットのデモ機を借りようと、問い合わせていらしたんです。
お客様 |
「デモ機を借りるのにお金がかかりますか?」 |
UNIT |
「かかりません。無料でご利用いただけます。」 |
お客様 |
「デモ機でうまくいったら、デモ機を買うんですか?」 |
UNIT |
「いいえ、デモ機は返却いただき新品をご購入下さい。」 |
お客様 |
「デモ機の返却期間が1〜2日遅れた場合どうなりますか?」 |
UNIT |
「特に遅延金等のお支払い義務が発生することはありません。ですが、デモ機の貸出予約がかなりつまっていますので、次の貸出予定のお客様にご迷惑がかかってしまいます。」 |
お客様 |
「デモ機で用を足してしまう人もいるんじゃないですか?」 |
UNIT |
「いるかも知れませんね。」 |
お客様 |
「最悪、買わなくてもいいんですか?」 |
UNIT |
「結構です。お客様の判断にお任せしています。」 |
お客様 |
「こんな事して儲かるんですか?????」 |
UNIT |
「・・・・・・・・。」 |
はっきり言って、デモ機はぜ〜んぜん儲かりません。
梱包から発送、返却された時のチェックなど、手間はかかるし、経費がかさむだけです。
「じゃあ、何でそんな無駄になるかも知れないことを経費を掛けてやってるの?」って?
もう一度いいます。
デモ機ではびた一文、儲けはありません。・・・ありません。・・・ありません。・・・ありません。・・・・(めいっぱいエコーをかけてください)
でも、デモ機には3つの大きなメリットがあるんです。
(デモ機だけに「でも、」なんて親父ギャグ入れたわけじゃありませんよ。念のため。)
1つ目は、接続機器の実績が増えます。
製品のライフサイクルが短い今日では、接続実績を日々更新する必要があります。
2つ目は、製品に対するお客様の「生」の声が聞けます。
製品は、ご購入いただくと、何かトラブルがないかぎり実際にお使いいただいているお客様からの声が聞けません。
使用しているお客様の生の声は、今後の製品開発と、私たちのやる気に大きく影響します。
3つ目、これが一番重要なところ。
「お客様に余計な買い物をさせずに済む」。これです!
「百聞は一見に如かず」とは良くできた言葉だと思います。
こんなに短い言葉なのに、これ以上ないほど的を得ています。
そのとおり。
どんなに言葉を労しても、どんなに詳しい資料を作っても、“見て”“触った”場合とは比べようがありません。
実際お客様は、この商品が必要じゃないかのも知れません。
ただ、この商品が持っている機能でやりたいことがある、それを満足できるかどうか、それが知りたいわけです。
そのために、電話やメールで問い合わせ、カタログや資料を取り寄せて検討します。
これは、お客様にとってはかなりの労力になります。
調べる事って、疲れますもん。
そんなに努力して検討した結果、買った商品が「ちょっと違う」となったら今までの努力は台無しです。
思っていた物と大きく違った時には、本当に“脱力”ものです。
そんな無駄な買い物で脱力されないよう、また、必要以上に労力を使わせないよう用意してあるのが『デモ機』なんです。
何度も電話しなくて済むし、資料を取り寄せて読む必要もほとんどありません。
見て、実際使ってみれば、これが自分たちのやりたいことを満足させられるものなのかどうか一目瞭然、一発で判断できます。
「そんな事して儲かるんですか?」との問いに対する回答は、
もちろん「Yes」。
金銭的な問題ではなく、お客様との関係に置いて「Yes.」が、正しい回答です。
デモ機を借りるのに躊躇しないでくださいね。
後で請求書が届くなんてことありませんから(ホントに)。
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