SATAハードディスク専用高速コピーマシン
ソース側HDDの内容を、ターゲット側HDD最大5個にコピー出来ます。
ターゲット側HDDの数は5個以下なら何個でも構いません。
1個〜5個まで同時にコピーします。
同時5個のコピー時間は、1個のコピー時間に比べ、2〜3%増えるだけです。
HDS-501は
1Gbyte以上、最大4000Gbyte(4テラbyte)のHDDに対応しています。
コピー速度は
1G 約12秒と高速です。
※ブリーフコピーでは更に高速にコピーできます。
3つのコピーモードで簡単コピー
HDS-501のコピーモードは3つ。
■全ての領域をコピーするフルコピー (FULL COPY)
ソース(オリジナル)側HDDの全てのセクタのデータを、ターゲット(コピー)側のセクタに、そのままコピーします。
中身の同じHDDが出来ることになります。
特殊なOSや独自フォーマットでもフルコピーなら全てコピー可能のフォーマット、OSに依存されませんので、win98・2000・ME・XP・Vista、Linuxと幅広いコピーに対応します。
安心してお手持ちのHDDをコピーしてください。
■HDDの使用領域のみをコピーするブリーフコピー (BRIEF COPY)
ソース(オリジナル)側HDDの使用しているセクタのみを、ターゲット(コピー)側のセクタにコピーします。
ソース側のHDDのフォーマットを解析した後、使用セクタを選択し、コピーを行います。
ソース側HDDとターゲット側の容量が違う場合でも、拡大処理などは行わないため、ターゲット側がソース側に比べて大容量でも、パソコン等で使用できる容量はソース側と同じになります。
通常、コピー時間は、「FULL COPY」に比べて、かなり短くなります。
■大容量のHDDへのデータ移行を目的としたリサイズコピー (RESIZE COPY)
ターゲット(コピー)側HDDがソース(オリジナル)側より容量が大きな場合、ターゲット側HDDの容量に合わせてソース側の容量を拡大してコピーします。
80GBのソース側HDDから320GBのターゲット側HDDにコピーする場合、「BRIEFCOPY」ではターゲット側HDDはパソコンで80GBと認識され、「RESIZE
COPY」では320GBと認識されます。
通常、コピー時間は、「FULL COPY」に比べて短く、「BRIEF COPY」に比べて長くなります。
HDDのデータ消去は全てのセクタに「00h」を上書きすることで、元データを完全に消滅させます。
一度に5台の消去が可能で、消去したHDD内のデータは完全に消失し、特殊な装置を使用しても再現不可能です。
スキップ機能
HDS-501は、不良セクタを“スキップ”してコピーを行うことが出来ます。
例えば、下図のように所々に不良セクタ(赤い
■)が存在するHDDがあるとします。
不良セクタは、最初は少数でもどんどん数を増やしていきます。
通常OSは、不良セクタを見つけると、そこを避けて正常セクタに書き込みますが(代替処理といいます)、この処理の回数が多くなればなるほど、HDDにはダメージが蓄積されます。
そんな時、デフラグやディスクのクリーンアップなどをかけると、ダメージに追い打ちをかけることになり、最悪の場合起動しなくなります。
このようなHDDは早めにコピーを取ってデータを救出しておく方が安心です。
HDS-501のスキップ機能は、不良セクタ部分をスキップして(飛び越して)ターゲット側のHDD(コピー先のHDD)にコピーします。
- 最近起動が遅くなった
- 処理スピードが落ちた
- 強制終了の回数が増えた
などの症状が出始めたなら、スキップ機能を使ってデータをバックアップしておくことをお薦めします。
出来ればこのようなHDDは使わない方がいいのですが、もしもったいないと思うのであれば、メインで使用せずサブ(セカンダリ)として使ってもいいかもしれません。
(お薦めできませんが)
HDDデータ完全消去
HDDのファイル構造は、HDDの最初数%の「ファイル管理部」と、その後に続く実際のデータファイルに分かれています。
「ファイル管理部」には、何処にどんなファイルがあるか、また何処のエリアが空いているかなどの情報が置かれます。
辞書に例えると、ファイル管理部は「目次」、データファイルは「本文」とも言えます。
パソコンによる再フォーマットは、この「ファイル管理部」を初期状態に戻し、ファイルを呼び出せない状態にするだけで、実際のデータファイルは消えずに残っています。(F
Diskでも同じこと)
「目次」を白紙にしても「本文」が残っているので、様々なことを知ることが出来るというわけです。
HDS-501の「データ消去(ERASE)機能」は、PCによる再フォーマットとは違い、 全てのセクターに00h(全てのビットが0)を上書きします。
データを消去した後は、元のデータは完全に姿を消します。
HDS-501でHDDのデータをクリアにしたあとは、安心して廃棄できます。
※ターゲット側が消去対象です。誤ってコピー元(ソース側)のHDDを消去できない設定にになっています。
消去したHDDの再利用は可能です。
HDDの再フォーマットを行い、OSをインストールすれば新しいHDDとして生まれ変わります。
HDS-501の製品仕様
製品型名 |
HDS-501 |
HDD接続台数 |
SATA(シリアルATA)ソース(マスター)×1 ターゲット×5 |
コピー速度 |
12秒/1Gbyte(80G=約16分) |
接続ポート |
SATA×5 4pin電源×5 |
動作機能 |
・データコピー
(フルコピー、ブリーフコピー(使用領域のみ)、リサイズコピー(拡大コピー))
・データコンペア
コピーしたデータをコピー元と比較します。(拡大コピーでは比較しません。)
・データ消去
(ALL 00hの上書き消去) |
対応HDD(容量) |
SATA(シリアルATA) 1G〜4000Gbyte(4テラbyte) |
対応フォーマット |
FAT16、FAT32、NTFS、Linux、Mac |
サイズ、重量 |
W185×D355×H65 mm 約4.5kg |
電源 |
AC95〜260V 200W |
動作環境 |
温度+5〜40℃ 湿度20〜80%(結露なきこと) |
付属品 |
SATA専用ケーブル×6
ACアダプタ×1 取扱説明書 |
※HDS-501はSATA専用のコピーマシンです。変換アダプタを使ってもPATA(IDE)のコピーはできません。
複数のPATA(IDE)のコピーを行いたい場合は、SATA/PATA(IDE)両用のHDA-250(1:2)または
HDA-150(1:1)をご利用ください。
※弊社HDDコピーマシンはすべて、市販されているHDDナビ、HDDレコーダーには対応していません。
※ウェスタンデジタル製ハードディスクには、「マスター」「スレーブ」の他に「シングル」というモードがあります。
コピーマシンでコピーする際は、「シングル」モードでコピーしてください。
※本機は著作権法で許された範囲のコピーを目的として使用するものです。
※カタログ上の仕様は製品改良のため、予告無く変更することがありますのでご了承下さい。