SATAハードディスク専用高速コピーマシン
ソース側HDDの内容を、ターゲット側HDD最大7個にコピー出来ます。
ターゲット側HDDの数は7個以下なら何個でも構いません。
1個〜7個まで同時にコピーします。
同時7個のコピー時間は、1個のコピー時間に比べ、2〜3%増えるだけです。
HDS-700は
1Gbyte以上、最大4000Gbyte(4テラbyte)のHDDに対応しています。
コピー速度は
1G 約12秒と高速です。
※ブリーフコピーでは更に時間の短縮ができます。
HDDの挿入は簡単です。
挿入口左側のローマ字と数字がふってある位置をワンプッシュするだけで挿入口が開きます。
3.5インチはそのまま挿入。
2.5インチは専用のケースに入れて挿入します。
コピー終了後も簡単に取り出せます。
3つのコピーモードで簡単コピー
HDS-700のコピーモードは3つ。
■全ての領域をコピーするフルコピー (FULL COPY)
ソース(オリジナル)側HDDの全てのセクタのデータを、ターゲット(コピー先)側のセクタに、そのままコピーします。
中身の同じHDDが出来ることになります。
特殊なOSや独自フォーマットでもフルコピーなら全てコピー可能です。フォーマット、OSに依存されませんので、windows 、Linuxなどの幅広いコピーに対応します。
安心してお手持ちのHDDをコピーしてください。
■HDDの使用領域のみをコピーするブリーフコピー (BRIEF COPY)
ソース(オリジナル)側HDDの使用しているセクタのみを、ターゲット(コピー先)側のセクタにコピーします。
ソース側のHDDのフォーマットを解析した後、使用セクタを選択し、コピーを行います。
ソース側HDDとターゲット側の容量が違う場合でも、拡大処理などは行わないため、パソコン等で使用できる容量はソース側と同じになります。
通常、コピー時間は、「FULL COPY」に比べて、かなり短くなります。
■大容量のHDDへのデータ移行を目的としたリサイズコピー (RESIZE COPY)
ターゲット(コピー先)側HDDがソース(オリジナル)側より容量が大きな場合、ターゲット側HDDの容量に合わせて容量を拡大してコピーします。
80GBのソース側HDDから320GBのターゲット側HDDにコピーする場合、「BRIEFCOPY」ではターゲット側HDDはパソコンで80GBと認識され、「RESIZE
COPY」では320GBと認識されます。
通常、コピー時間は、「FULL COPY」に比べて短く、「BRIEF COPY」に比べて長くなります。
HDDのデータ消去は全てのセクタに「00h」を上書きすることで、元データを完全に消滅させます。
一度に7台の消去が可能で、消去したHDD内のデータは完全に消失し、特殊な装置を使用しても再現不可能です。
スキップ機能
HDS-700は、不良セクタを“スキップ”してコピーを行うことが出来ます。
例えば、下図のように所々に不良セクタ(赤い
■)が存在するHDDがあるとします。
不良セクタは、最初は少数でもどんどん数を増やしていきます。
通常OSは、不良セクタを見つけると、そこを避けて正常セクタに書き込みますが(代替処理といいます)、この処理の回数が多くなればなるほど、HDDにはダメージが蓄積されます。
そんな時、デフラグやディスクのクリーンアップなどをかけると、ダメージに追い打ちをかけることになり、最悪の場合起動しなくなります。
このようなHDDは早めにコピーを取ってデータを救出しておく方が安心です。
HDS-700のスキップ機能は、不良セクタ部分をスキップして(飛び越して)ターゲット側のHDD(コピー先のHDD)にコピーします。
- 最近起動が遅くなった
- 処理スピードが落ちた
- 強制終了の回数が増えた
などの症状が出始めたなら、スキップ機能を使ってデータをバックアップしておくことをお薦めします。
出来ればこのようなHDDは使わない方がいいのですが、もしもったいないと思うのであれば、メインで使用せずサブ(セカンダリ)として使ってもいいかもしれません。
(お薦めできませんが)
HDDデータ完全消去
HDDのファイル構造は、HDDの最初数%の「ファイル管理部」と、その後に続く実際のデータファイルに分かれています。
「ファイル管理部」には、何処にどんなファイルがあるか、また何処のエリアが空いているかなどの情報が置かれます。
辞書に例えると、ファイル管理部は「目次」、データファイルは「本文」とも言えます。
パソコンによる再フォーマットは、この「ファイル管理部」を初期状態に戻し、ファイルを呼び出せない状態にするだけで、実際のデータファイルは消えずに残っています。(F
Diskでも同じこと)
「目次」を白紙にしても「本文」が残っているので、様々なことを知ることが出来るというわけです。
HDS-700の「データ消去(ERASE)機能」は、PCによる再フォーマットとは違い、 全てのセクターに00h(全てのビットが0)を上書きします。
データを消去した後は、元のデータは完全に姿を消します。
HDS-700でHDDのデータをクリアにしたあとは、安心して廃棄できます。
※ターゲット側が消去対象です。誤ってコピー元(ソース側)のHDDを消去できない設定にになっています。
消去したHDDの再利用は可能です。
HDDの再フォーマットを行い、OSをインストールすれば新しいHDDとして生まれ変わります。
2.5インチハードディスクケース
HDS-700で2.5インチHDDをコピーする時は、専用の2.5インチHDDケースが必要です。
このHDDケースには2.5インチHDDがすっぽり収まり、その後はケースごと3.5インチHDDと同様にHDS-700に挿入します。
2.5インチHDDケースはオプション品です、
HDS-700の製品仕様
※HDS-700はSATA専用のコピーマシンです。変換アダプタを使ってもPATA(IDE)のコピーはできません。
複数のPATA(IDE)のコピーを行いたい場合は、SATA/PATA(IDE)両用のHDA-250A(1:2)または
HDA-150A(1:1)をご利用ください。
※弊社HDDコピーマシンはすべて、市販されているHDDナビ、HDDレコーダーには対応していません。
※ウェスタンデジタル製ハードディスクには、「マスター」「スレーブ」の他に「シングル」というモードがあります。
コピーマシンでコピーする際は、「シングル」モードでコピーしてください。
※本機は著作権法で許された範囲のコピーを目的として使用するものです。
※カタログ上の仕様は製品改良のため、予告無く変更することがありますのでご了承下さい。